昭和21年8月、八幡市役所より八幡市天神カトリック教会ドルエ神父に、女児1名の養育を委託されたことに端を発し、相ついで警察より戦災孤児、浮浪児を多数あづかるようになったが、施設もなく、八幡製鉄所武徳殿を借り受け名称も聖小崎育児園とした。
昭和22年8月、収容児数も増し手狭になり、八幡製鉄所妙見寮を借り移転。衣食住ともに困難を窮めたが、昭和25年12月には女児施設として門司市に天使育児園を開設し、二施設を経営するにいたり、昭和27年7月21日には、いち早く社会福祉法人認可施設となった。
当時の園長ルリエ神父は、借家住いを一日も早く解消するために、フランスに帰国し募金運動をなし、現在地本城に土地を求め、聖小崎育児園園舎を新築移転した。
昭和32年、地域社会への正しい理解を求め、又、地域の子供達との和合する目的から、おりしも地元の要望に応えて、同敷地内にマリア保育園を開設するにいたった。
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